
今年、重要文化財に認定された「旧村山龍平邸 洋館」の見学に行ってきました。
*村山龍平氏は朝日新聞の創設者の1人です*
*台風接近による大雨だったため、写真はお借りしたものです*
阪急「御影駅」から徒歩5分。
電車から見える「森」の中に「香雪美術館」「茶室」「和館」「洋館」が点在していました。
見学の前の講演によりますと・・・
御影町・住吉村には関西の財界人の邸宅が多くあったそうですが、現存するのは数少なくなっているそうです。
今回はその「洋館」の内部と、庭園を見学させていただきました。
敷地のもともとあった高低差を造成することなく、敷地なりのまま建物を点在させ、その森の景色とアプローチを堪能するつくり。
なので、洋館の玄関は2階からのアプローチですが、
低い方から見ると、下階が見えて「3階建て」の造りに。
「建築」だけでなく内部の「装飾家 小林義雄」の仕事も拝見させてもらいました。
雨の中でしたがお庭も見学し、
「茶室」から「野点をするような一画と厨房」。
「厨房」では「吉兆から出張」してきた料理人によって「お庭の客人」にお料理が振舞われたそうです。
「戦前の財界人」の生活を思い浮かべてため息ひとつ。
そして昔の建築家には、パトロンとしての財界人との繋がりが必須で、建築家の仕事の多くが財界人との仕事であったことも。
帰りがけ「敷地」を出るとふっと現代に引き戻された気がしましたよ。
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