イケアキッチン説明会に行ってきました。
設計だけより、施工も一緒に行ったほうがいいかなと、工事でお世話になっている工務店の社長と一緒です。
※そんな組み合わせの参加者、他にいませんでしたワ。
身長180pと154cm の 凸凹コンビも (^^ゞ
イケア店舗で キッチン を見て、「コレ いいっ!」 と思って、
「じゃあ自分の家をコレにしたい!」 と思っても、実際どうしたらいいのか分からないことありませんか?
今回の一番の関心ごとは、「イケアキッチンをどうやって施工まで持っていくか」 です。
設計屋が、図面に描いて普通に見積りしてもらったって、
そんな面倒くさいことやりたくない工務店から、お高い見積り が出てきて、
「ふつうのシステムキッチンのほうがいいですよ〜」と言われてしまいそうです。
ショールームのキッチンは、「コレ下さい」と言っても売ってくれませんよね?
【メーカー】⇒【商社(大)】⇒【商社(小)】⇒【工務店】⇒【お客様】 と流れて、自分の家まできます。
商社を通過する度に利益が乗ります。だいたい設置工事もセットです。
イケアの場合、【イケア】⇒【お客様】 だけです。
シンプルでいいと思います?
でもでも・・・じゃあ、大きな材料を巨大倉庫から降ろして、車に積んで持って帰り、
自分でDIYしないなら、工事をどこかにお願いしなければいけません。
工事をお願いしている、工務店が協力してくれればいいですが・・・イヤがるところが多いかと。
イケア と メーカー 「同じ30万円のキッチン」 があるとして、
メーカーキッチンは、箱で持ってきたものを現場に設置、現場は工事の段取りを考えればOK。
イケアキッチンは、誰かがイケア店舗で買ってきて、誰かが板状のものを組み立てるところから始めなくてはいけません。
一緒に行った工務店は、イケアの商品を工事に使ったこともある、柔軟な会社です。
それでもやはり 「手間が掛かる」 し 「イケアキッチンは安いの?」 と言いますね。
そういう 「目に見えにくい手間」 を 工事費として請求できればいいのですが・・・
イケアから、イケアキッチンの施工代理店も紹介されました。
イケアキッチンが日本で売れるためには、そういうシステムがないと難しいようです。
設計者としては、工事まで引張って来れないと、「絵に描いたモチ」になってしまいます。
そうならないためにも色々考慮することが多々ありそうです。

にほんブログ村 に参加しています。ポチッとしていただければ嬉しいです(*^-^*)
posted by おさる at 20:37
| 大阪 ☔
|
Comment(2)
|
TrackBack(0)
|
建築よもやま話
|

|