「学校で「大工」も教えてくれるの?」と聞かれました [E:sweat01]
最近、テレビの「ビフォーアフター」などで、
建築士が自ら作業をしている場面がよく出てきます。
が、実際の現場で 素人である建築士 が手を出すことは滅多にないはずです。
イベントやローコストを兼ねて、
お施主さんと一緒に壁塗りやDIYをすることはあっても、
建築士が職人の一員にはなりません。(鍛錬してきた職人さんにも失礼だと思う)
私のDIYは、仕事の延長上にある ただの 趣味 です。
※最近、本業がヒマという事情もアリ [E:despair]
建築士の仕事をする上で、試してみたいこと や
自分の描く図面が、机上のお絵かき にならないためにやっているつもり。
なので、DIYするつもりで描く図面と、工務店にやってもらう図面は、
まったく別のものです。 そもそも難易度が違うし。

先日のキッチンリフォーム、DIYしたのは・・・「自宅だからです。」
取り付けをお願いするものは、工事が始まるまでに作成しました。
自分の素人DIYで、大工さんの「手待ち」があっては、工事が遅れるだけなので。
工事に入ってから現状納まりの都合で、DIY棚の寸法を縮めたり、
DIYや、支給品で、大工さんに迷惑をかけた部分もありますし、
色々相談にものってもらいました。 ←Tさん、アリガトウ!
自分の考える「住まい」というのは、
竣工・引渡しをした時点の きれいな家 ではなくて、
住む人が生活して初めて 「住まい」 と呼べるものだと思っています。
住む人が 家具や雑貨を選び、生活を工夫し、
生活の変化(結婚・出産・子供の成長・加齢 など)に伴い、
「暮らしを変化させていく余地を残したもの」
であるべきだと。
「完璧に何もかも作りこんであるけれど、
自分で工夫も変更もできない家」
「どんな豪邸でも、小物ひとつ自分の好きにできない家」
は、「住まい」では無いと思っています。
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